2025年 雙葉中学校 算数(2月1日入試)|全問解説と解き直しのポイント

2025年3月26日

SUSUMU JUKU / EXAM SOLUTIONS

答えだけで終わらせず、
次に使える考え方まで。

2025年度 雙葉中学校/2月1日入試/算数

全5大問・13解説項目を照合|解説更新:2026年10月26日

小問集合、2が並ぶ整数の余り、円柱のおもりと水位、団体料金、長方形上の点の移動を扱う5大問です。数値を計算する前に、同じ操作が続く範囲と、状況が切り替わる境目を整理します。

大問1|逆算・弧の長さ・仕事算・資料の整理

計算では帯分数、図形では影の境界、統計では中央値と最頻値の意味を確かめます。

大問1 (1)ア

答え:5/8

  1. 右辺は8-(8/3)÷(16/15)×(14/5)=8-7=1です。左辺のかっこは(1-6/25)÷0.8=19/20になります。
  2. したがって2÷ア=19/20+2.25=16/5。ア=2÷(16/5)=5/8です。

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掛け算と割り算は左から順に計算し、帯分数を仮分数へ直します。

大問1 (2)イ

答え:52.54cm

  1. 半径は3、6、9cmです。影の境界を3つに分けると、外側の90度の輪、中側の60度の輪、内側の30度のおうぎ形になります。弧の合計は(9+6)×2×3.14×90/360+(6+3)×2×3.14×60/360+3×2×3.14×30/360=34.54cmです。
  2. 直線部分は、外側の輪で3cmが2本、中側の輪で3cmが2本、内側で3cmが2本の合計18cm。34.54+18=52.54cmです。

ここを確認
影の面積ではなく、各部分の周りの長さを合計します。

大問1 (3)ウ・エ

答え:41分36秒

  1. Aの1分あたりの掃除面積は6×1.62÷27=0.36m²、Bは10×1.62÷30=0.54m²です。同時なら0.9m²/分です。
  2. 37.44÷0.9=41.6分。小数部分0.6分を秒に直すと36秒なので、41分36秒です。

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41.6分を41分6秒と読まないようにします。

大問1 (4)オ・カ・キ

答え:オ10、カ12、キ36.75点

  1. 35点と40点の人数の合計は40-(3+8+5+2)=22人です。40人の中央値が35点なので、20番目と21番目はともに35点でなければならず、35点の人数は10人以上です。
  2. 最頻値が40点だから40点の人数は35点の人数より多くなります。合計22人と合わせると35点10人・40点12人に決まります。平均は(25×3+30×8+35×10+40×12+45×5+50×2)÷40=36.75点です。

ここを確認
偶数人数の中央値は、中央の2人の平均です。35点の1人を選ぶ意味ではありません。

大問2|2を並べた整数と7で割った余り

末尾に2を加える操作は、前の整数を10倍して2を足すことです。余りだけを追うと6個の周期が現れます。

大問2 (1)

答え:1

  1. 2を1個、2個、…と並べた数の余りは順に2、1、5、3、4、0となります。次は0×10+2で再び2となり、6個周期です。
  2. 8=6+2より、8個並べたときの余りは2番目の1です。

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並べた個数を、そのまま7で割る問題ではありません。

大問2 (2)

答え:2602

  1. 29個から1070個までで1070-29+1=1042項あります。6項1周期の余りの和は2+1+5+3+4+0=15で、1042=6×173+4です。
  2. 29は6で割って5余るので、残り4項の余りは4、0、2、1。その和7を加え、15×173+7=2602です。

ここを確認
始まりが周期の1番目ではないため、余った4項の位置を確認します。

大問3|円柱のおもりと水位

水面より上の部分は水を押しのけません。横置きで全体が沈む場合と、縦置きで一部が水上に出る場合を分けます。

大問3 (1)

答え:20cm

  1. おもりの底面積は4×4×3.14=16×3.14cm²。縦置きでは高さ15cm分、横置きでは高さ20cm分の体積が水中に入ります。押しのける水量の差は16×3.14×(20-15)=80×3.14cm³です。
  2. この差が水そう全体の0.2cmの水位差になるので、底面積は80×3.14÷0.2=400×3.14cm²。半径の2乗は400で、半径20cmです。

ここを確認
横置きのおもりの高さは直径8cmなので、水面15.2cmの下へ全て沈みます。

大問3 (2)

答え:18cm

  1. 水の体積は縦置きの図1から、400×3.14×15-16×3.14×15=5760×3.14cm³です。
  2. 5本の縦置きでは、水の占める断面積が(400-16×5)×3.14=320×3.14cm²。水位は5760÷320=18cmです。20cm未満なので、一部が水上に出るという計算条件にも合います。

ここを確認
求めた水位が、おもりの高さ20cmより低いことまで確認します。

大問3 (3)

答え:22.4cm

  1. 10本を一部だけ沈むものとして計算すると5760÷(400-160)=24cmとなり、おもりの高さ20cmを超えて矛盾します。ここでは10本全てが水面下へ沈みます。
  2. 水とおもりの合計体積を底面積で割り、(5760+16×20×10)÷400=22.4cmです。これは20cmより高く、全体が沈む条件に合います。

ここを確認
5本の場合の『底面積を差し引く式』を、そのまま10本へ使わないようにします。

大問4|団体料金と欠席者

予定の全体料金と、実際の全体料金の差を式にします。欠席者の人数だけでなく、割引条件が変わっています。

大問4 欠席人数・割引前の料金

答え:8人、480円

  1. 欠席者をn人、通常料金をp円とすると、予定は47×0.8p、実際は(47-n)pです。差672円より、(9.4-n)p=672、すなわち(47-5n)p=3360です。
  2. pが300〜1000円なので、47-5nは3.36以上11.2以下。nは整数だから8に限られます。p=3360÷7=480円です。実際は39人で18720円、予定は18048円となり、差672円も確認できます。

ここを確認
予定人数47人から欠席者分を引くだけでなく、2割引きがなくなることを反映します。

大問5|長方形の周を動く2点と面積

Pが辺を移る時刻とQの折り返し時刻を別に記録します。Oは長方形の中心なので、上下の辺にある点の一直線条件は左右の位置で表せます。

大問5 (1)

答え:P:分速3cm、Q:分速6cm

  1. 最初の三角形OADの面積216cm²と、OからADまでの高さ12cmから、AD=216×2÷12=36cmです。4分で面積0になる最初の出来事は、AD上でPとQが出会うことです。速さの和は36÷4=分速9cmです。
  2. 6分の折れ目では速いQがAに着いて折り返します。Qの速さは36÷6=分速6cm、Pは9-6=分速3cmです。

ここを確認
4分は出会い、6分はQの折り返しです。グラフの折れ目の理由を区別します。

大問5 (2)

答え:90cm²

  1. Pは12分でD、20分でCに着くので、25分にはBC上でCから3×5=15cm進み、Bから21cmの位置です。Qは24分でDを折り返し、25分にはAから30cmの位置です。
  2. Oの真下・真上は、それぞれB・Aから18cmの位置です。三角形POQを上下の辺に平行な線で分けて面積差を求めると、(30-18)×12÷2+(21-18)×12÷2=72+18=90cm²です。

ここを確認
PとQの横位置を同じ左端から測ります。

大問5 (3)

答え:4分0秒後、12分0秒後、26分40秒後

  1. PがAD上の0〜12分は、Oがその辺の上にないのでP=Qのときだけ面積0です。QがAへ向かう0〜6分は3t=36-6tよりt=4。AからDへ戻る6〜12分は3t=6t-36よりt=12です。
  2. PがDC上の12〜20分には、Oを通る直線の反対側の長方形との交点はAB上になります。AD上のQとは、端のDで重なる12分、またはPがC・QがAの組を除いて一直線になりません。20分にはQがAにいないので追加の解はありません。
  3. 20〜32分はPがBC上です。Bからの位置は96-3t。QのAからの位置と足して36になると、Oを通ります。Qの向きごとに20〜24分ではt=16(範囲外)、24〜30分では(96-3t)+(180-6t)=36からt=80/3、30〜32分ではt=40(範囲外)。80/3分=26分40秒です。

ここを確認
PがBに着く32分までを対象とし、範囲外の時刻を答えに入れません。

解き直しで確かめる3つのこと

  1. 解説を閉じ、最初に使う条件や式を自分で書けるか。
  2. 途中で求めた量が、問題のどの長さ・時間・個数を表すか説明できるか。
  3. 最後に単位・範囲・条件へ戻り、答えを検算できるか。

誤った問題をすべて最初からやり直す前に、止まった一手を特定します。翌日以降にその問題を解説なしで再現し、同じ単元の別問題でも考え方を使えるか確認してください。

原問題・解答との照合

対象:2025年度・2月1日入試・算数。全5大問・13解説項目。学校の問題原本と、四谷大塚作成の参照解答。本文の説明は進塾独自の解法です。

確認日:2026年10月26日。現在の募集要項と過年度の問題は区別してください。本文の時間配分・復習手順は進塾の提案で、学校の採点基準ではありません。

解説を読んでも止まるところを、一緒に整理する

問題と途中式を含む答案をお持ちください。答えを直すだけでなく、条件整理・立式・計算のどこで困っているかを確認し、次の演習につなげます。

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